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空き家を改装した伝泊・徳之島「海亀ビーチの宿」オープン

「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」次代に繋ぐ

奄美イノベーション株式会社は1日、奄美群島の徳之島の空き家を改修した宿泊施設、伝泊・徳之島 「海亀ビーチの宿」をオープンした。

同社代表で奄美出身の建築家・山下保博氏は、2016年より「伝泊」の設計と運営を手掛けてきた。山下氏は、伝泊を空き家問題や地域コミュニティ衰退に対する挑戦としている。

伝泊とは、その地域に伝わる伝統的構法で建てられた民家や、伝説的な謂われを持つ建物を改修した宿泊施設である。「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を次代に繋げることを期待されている。

(画像はプレスリリースより)

美しい海に面した宿泊施設

徳之島 「海亀ビーチの宿」は、南国情緒あふれる海辺の小さな一軒家である。元は住居として使われていたが、数年間空き家となっていた。その空き家を改修し、海に面したデッキを新設した。

宿の眼前には美しいビーチが広がっている。このビーチには、何十年にもわたり、ウミガメが産卵にやってくる。このことに因み「海亀ビーチの宿」と名付けられた。

徳之島に暮らすように泊まれる

古民家を改修し、元の姿に戻しているため、あたかも島で暮らしているように宿泊できる。一方、水回りは現代のものに交換されているので、快適に暮らせる。1棟貸しのキッチン付きである。

シーズン中にはウミガメの産卵を見ることができる。今年の5月中旬には、3か所で産卵が行われた。1月から3月には宿の前の海にクジラがやってくるため、宿からホエールウォッチングができる。

同施設は島で最も遅く日が沈む場所にあり、デッキから格別の夕陽が楽しめる。

奄美イノベーション株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/

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