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長野県、マッチング向上へ「空き家見学会ガイド研修」を開催

街や建物の魅力をよりうまく伝える!

長野県は25日、産業労働部・建設部からの発表として、空き家問題の解消や地域の活性化を図る取り組みをより効果的に展開すべく「空き家見学会ガイド研修」を実施することを明らかにした。

空き家など遊休不動産の増加は、地域コミュニティの醸成を阻害し、まち全体の活力を低下させるほか、放置された状態が続くと周辺住民の生活環境や安全性に悪影響を及ぼすものとなる。そのため、国は空き家再生や有効活用を支援・推進する事業を進めており、各地方でも未利用・低利用の住宅ストックと、その利用を希望する人との出会いの橋渡しを行う取り組みが広がってきた。

長野県内でも、実際の建物に触れる“空き家見学会”や、地域の魅力を体感してもらう“まち歩き”などが実施されている。しかしそうしたイベントの中で、利活用を具体的に検討する参加者へ、そのまちや建物の良さをうまく伝えられなければ、より良いマッチングは促進されない。

そこで今回、県の事業を通し、空き家見学会の実施に取り組む市町村関係者を対象に、ガイドのコツを学びながら探る研修会を開催することとした。

(画像は長野県ホームページより)

見学会やリノベーションを積極展開するMYROOM代表が講師

「空き家見学会ガイド研修」は、2018年2月4日の13:00~17:00、長野市東町、ぱてぃお大門の南東にある「SHINKOJIホール」で開催する。現時点で松本市、佐久市、安曇野市、辰野町の関係者が参加を予定しているという。

当日は講師・ファシリテーターに株式会社MYROOMの代表取締役、倉石智典氏を迎え、見学会やまち歩きの参加者に効果的なアピールを行うにはどうすればよいか、ワークショップ形式で学んでいく予定だ。

MYROOMは、長野市東町に本拠地を置き、空き家や空き店舗の物件紹介とリノベーション事業を展開する企業。『「空き家」の未来をデザインする』という理念のもと、遊休不動産を地域資源として再生し、産業雇用の活性化を図るプロジェクトを進めている。

古い街並みが残る善光寺門前町で毎月見学会を開催、同地域などでリノベーションにより生まれ変わった蔵や古民家などの建物集積地を生み出すといった実績を重ねていることで知られ、その取り組みは県内外から高い注目を集めてきた。

ただイベントを開催するだけでなく、より魅力をうまく伝え、最適なマッチングを導き出すにはどうすればよいか、これまでよりも一歩進んだ地域の取り組みが広がっていくことが期待される。

長野県 プレスリリース
https://www.pref.nagano.lg.jp/

長野県 ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/index.html

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