ブログ

諏訪市、県のアドバイザーを講師に空き家対策を推進!見学会も

「長野県・信州まちなかリノベーション推進事業」として展開へ

長野県諏訪市はこのほど、平成29年度~30年度にかけ、長野県が派遣するアドバイザーを講師に迎え、空き家をはじめとする遊休不動産の利活用推進に向けた公民連携の取り組みを進めていくことを発表、民間主導による空き家見学会の継続開催など、環境整備を促進させるとした。

増加する空き家への対策として、良質な住宅ストックとして再生を図り、地域の資産として活用を進めるべく、必要な人材ネットワークの構築を進めるほか、行政・民間がともに学び実践しながら課題を解決しようという機運を醸成していきたいとしている。

この取り組みは「長野県・信州まちなかリノベーション推進事業」の一環として展開されるもので、講師に迎えるのは株式会社マイルームの代表取締役である倉石智典氏。

マイルームは、空き家や空き店舗の仲介・リノベーション事業を多数手がけており、未利用・低利用のまま眠る地域の古い物件を再生させて、産業雇用の活性化にもつなげてきている。毎月、善光寺門前で開催されている「門前暮らしのすすめ」と銘打った有志の空き家見学会も好評だ。

(画像はプレスリリースより)

3月17日に「第1回空き家見学会」を開催

諏訪市では、まず2018年3月17日に、広く一般参加者を募った「第1回空き家見学会」を開催する。今回はJR上諏訪駅周辺エリアにある空き家物件を見学、まち歩きを行った後、関係者で意見交換会を実施する予定としている。

見学会では、地域の歴史や独特の雰囲気を感じながら、実際の空き家物件を見学し、新たな活用方法を考える。リノベーションに関心がある人や、諏訪地域をともに盛り上げたい意欲のある人・企業、地元密着の起業・創業を考えている人、移住の検討を進めている人などに参加してもらい、諏訪での明るい暮らしについて、ともに楽しく考えていける機会にしたいという。

一般参加の定員は10人。事前申し込み制で、希望者は諏訪市の都市計画課へ3月14日までに申し出る必要がある。参加費は無料、当日は動きやすい服装で、スリッパとカメラを持参するよう求められている。集合場所は諏訪市諏訪1丁目の「すわまちくらぶ」、開催時間は13:00~15:30を予定する。

15:40からは、関係者でこの見学会における反省点など、振り返りを行うとともに、次回開催に向けた話し合いを進めるべく、意見交換会を実施する。講師として、先の倉石氏も参加するとされている。

『東洋のスイス』とも呼ばれ、美しい自然に囲まれた湖のほとり、ものづくりのまちとして発達した信州・諏訪地域の未来をつくる、新たな取り組みとして広がりを期待したい。

諏訪市 プレスリリース(空き家等ストック活用に向けた取り組み)
https://www.city.suwa.lg.jp/www/info/detail.jsp?id=10011

諏訪市 プレスリリース(「第1回空き家見学会」の開催について)
https://www.city.suwa.lg.jp/www/info/detail.jsp?id=10017

このページの先頭へ