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日南市とLIFULL、空き家活用に関する協定を締結

地域の遊休不動産を活用して地方創生を!

株式会社LIFULLと宮崎県日南市は16日、日南市内の地域経済活性化を目的に、空き家の利活用を勧める地域活性化連携協定を締結したことを発表した。「LIFULL HOME’S空き家バンク」を活用した情報の集約・発信や遺品整理事業者に特化した検索サイトの連携などで空き家が活用されやすい環境づくりを目指す。

日南市は、人口約5万人の宮崎県南部に位置する市。九州の小京都とも称される飫肥(おび)地域や日南海岸国定公園などがあり、豊かな自然と歴史が魅力の観光都市として知られる。同市では、地域の既存資源を有効に活用し、新たな価値を生み出して需要の創出へとつなげていく「創客創人」をコンセプトに掲げ、「移り住みたくなるまちづくり戦略」を展開するなど、積極的なまちづくり施策を進めている。

これに関連し、日南市内でも深刻化しつつある空き家・空き店舗への対策と利活用推進も図っており、中でも油津商店街や飫肥で取り組みを開始しているという。今回はさらに、LIFULLと協定を締結することで、市内にある空き家をはじめとした遊休不動産の活用促進、取り組みを推進する人材のマッチング・育成などを勧めることとした。

(画像は日南市ホームページより)

LIFULLのサービスやノウハウ、クラウドファンディングなどを幅広く活用

LIFULLでは、さまざまな住生活関連情報サービスを手がける企業グループとして、国土交通省の採択事業でもある「LIFULL HOME’S空き家バンク」を運営している。

「LIFULL HOME’S空き家バンク」は、各自治体の空き家・空き地バンクにおける情報を集約するプラットフォームで、個別に公開されている情報を全国で一元化し、空き家の利用を希望するユーザーなどが統一されたフォーマットで条件に合う案件をスムーズに検索したり、比較したりすることができるようにしたもの。ユーザーが手間なく、より幅広い対象から空き家物件を探すことが可能になることから、理想的な利活用へとつながるマッチングが促されると考えられている。

日南市との協定に基づく取り組みでも、この「LIFULL HOME’S空き家バンク」を活用し、同市内の空き家情報を集約、全国へと積極的に発信していく。

また、LIFULLLの子会社が運営する遺品整理事業者検索サイトと連携させ、「遺品整理サービス」のノウハウを提供、空き家整理プロジェクトや、廃材・古道具を活用するリユースプロジェクトを進め、ふるさと納税、シェアリングエコノミー、地域人材などとも連携した空き家の適正管理と利活用が進みやすい環境の整備を目指すとした。

日南市の地域創生に関わる人材とも協力し、空き家活用プロジェクトに挑む人材とのマッチング支援や、クラウドファンディングの手法を導入した資金調達支援なども進めていく方針という。

これらに加え、空き家の利活用にかかる人材の育成支援として、LIFULLから必要に応じた人材の派遣を実施、取り組みの担い手となることを望む人材へのノウハウの提供、事業化支援といったサポートも行っていくとしている。

LIFULLと日南市では、相互の連携・協力を通じ、全国に先駆けた先進的な空き家の利活用モデルを構築、日南市の地域社会と地域経済のさらなる発展を目指していきたいとした。

株式会社LIFULL プレスリリース
https://lifull.com/news/11302/

日南市 ホームページ
https://www.city.nichinan.lg.jp/

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